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下肢静脈瘤が進行すると皮膚炎・潰瘍に

下肢静脈瘤が進行すると皮膚炎がおこる場合があります。皮膚が黒くなったり、湿疹でかゆくなったり、さらに悪化すると皮膚に穴があく潰瘍になることもあります。潰瘍は「うっ滞性潰瘍」と呼ばれ、静脈瘤の最も重い状態です。うっ滞性潰瘍になると化膿や出血をおこしたり、常に痛みが生じて日常生活が困難になることもあります。下肢静脈瘤の患者さんが全員、皮膚炎になるわけではなく、調理師や美容師さんなど長時間の立ち仕事に従事している方がなりやすい症状です。
皮膚炎やうっ滞性潰瘍の治療は、皮膚の処置ではなく原因となっている静脈瘤そのものを治療する必要があります。長い間、潰瘍で悩まれている方であっても、下肢静脈瘤が原因であれば適切な治療で必ず治りますから、あきらめずに治療を受けましょう。


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