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血管内レーザー治療に使われる光ファイバーについて

下肢静脈瘤の血管内レーザー治療では、血管の中に入れた光ファイバーからレーザーを照射します。最も一般的な光ファイバーはベアフィバーと呼ばれ、光ファイバーの先端を単純に切ったものです。このファイバーでは、レーザー光が先端から前方のみに集中的に照射されるため、高い熱を発生して静脈がが焼け焦げて穴が開いてしまいます。これが、治療後の皮下出血や痛みの原因となっていました。それを防ぐために、光ファイバーの先端にプリズムを取り付けたラディアルファイバーが新しく開発されています。このファイバーはプリズムによって側面から360度リング状にレーザー光が均等に照射されるため、静脈が均一にきれいに焼け、皮下出血や痛みがおこりにくくなっています。


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