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「下肢静脈瘤を治療しない」という選択肢も

くもの巣状静脈瘤や網目状静脈瘤などの軽症タイプの下肢静脈瘤は、成人のおよそ半数に見られます。ですから、静脈瘤が不安で医療機関を受診しても、このような軽症タイプでは見た目が気にならなければ治療は必要ありません。それ以外のボコボコと血管が膨れた伏在型静脈瘤でも、特に困っている症状がなければ「治療しない」という選択肢もあります。例えば足のむくみなど不快な症状は、必ずしも下肢静脈瘤が原因で起こっているとは限らず、原因が別にあるケースも見られますから、受診した上で治療を受けるかどうか決めるとよいでしょう。よほどの重症でない限り、医師が治療を強くすすめることはありませんので「すぐに治療しないと手遅れになる」などと患者を脅かし、無理に治療を受けさせようとする場合は、セカンドオピニオンを求めましょう。


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