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下肢静脈瘤の自覚症状とは

下肢静脈瘤の主な自覚症状

下肢静脈瘤を発症すると足の血管がボコボコと膨らむなど見た目の異常だけではなく不快な自覚症状が現れます。では、実際にどのような自覚症状が出たら下肢静脈瘤を疑うのでしょうか。主な症状としては、足のむくみ、重だるさ、こむら返り、ピリピリやチクチクとした痛みなどがあげられます。

足のむくみや重だるさ

下肢静脈瘤は静脈弁の異常により、足の静脈血が心臓に戻りにくくなることから発症する病気です。足に血液が滞り毛細血管の内圧が高まると、血液中から水分がしみ出て脂肪組織に溜まり足がむくみます。また、長時間の立っていると足に老廃物がたまり、ふくらはぎにに重だるさを感じます。これらのむくみや重だるさは、長時間立ち続けたあと起こるため、夕方から夜にかけて出やすい症状です。ちなみに深部静脈血栓症、腎臓病、肝臓病など、ほかの病気でも下肢のむくみや重だるさがおこるため,足の症状=下肢静脈瘤というわけではありません。

こむら返りや足の痛み

こむら返りは下肢静脈瘤の初期に多発し、特に明け方に起こりやすい症状で、ふくらはぎの筋肉が突然硬直して痙攣し激しい痛みを引き起こします。また、長時間の立ち仕事や座りっぱなしの状態が続いた後に、ピリピリ、チクチクするなど足の痛みも下肢静脈瘤の自覚症状の一つです。ほかにも足の火照り、むずがゆさなどを感じるケースもあります。


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