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下肢静脈瘤の血管内治療の合併症

下肢静脈瘤の血管内治療は局所麻酔だけで行えるため安全な治療方法です。ですが、どのような治療でも合併症を起こす確率はゼロではありません。血管内治療において最も重い合併症は深部静脈血栓症であり、一般にはエコノミークラス症候群として知られています。ごくまれなケースですが血栓が肺に飛ぶと肺血栓塞栓症になることがあります。ただ、これは1000人~2000人に1人以下の割合でしか起こらず、この場合は血栓を溶かす治療のために1~2週間の入院が必要になります。ほかにも、ストリッピング手術と同様に、合併症として皮下血腫、傷口の化膿、出血やリンパ瘻を起こすことがありますが、どれもまれなケースです。


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