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硬化療法や血管内治療を受けられない場合【続き】

ホルモン剤やステロイド剤を服用中の方は、下肢静脈瘤の硬化療法や血管内治療が受けられません。ホルモン剤とは、月経不順、子宮内膜症、子宮筋腫、乳がんなどの治療に使用される薬で、避妊用ピルもホルモン剤の一つです。男性の場合は、前立腺がんの治療にホルモン剤を使うケースがあります。一方、ステロイド剤とは、関節リウマチを含む膠原病の治療などに使われていますが、単にステロイド軟膏を皮膚に塗っているだけで服用していなければ問題はありません。また、妊娠中の方は出産後まで下肢静脈瘤の治療ができないため、弾性ストッキングを着用し進行を遅らせます。他にも動脈硬化症で血流が悪い方、寝たきりの方、重度の感染症の方なども下肢静脈瘤の治療を受けられない場合があります。


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