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レーザー治療導入の歩み

現在のように、下肢静脈瘤を専門に扱う医療機関が増加してきた背景には、レーザー治療の導入・普及が関係しています。1990年代までは下肢静脈瘤の治療は主に心臓血管外科でストリッピング手術が行われていました。当時のストリッピング手術は、全身麻酔で行われ、多くの場所に大きい傷が必要であり、1−2週間の入院が必要でした。その後、手術の方法や麻酔法の工夫によって入院期間を短縮したり、高位結紮術という簡易的な手術による日帰り治療が行われましたが、結果は満足できるものではありませんでした。


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