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下肢静脈瘤の最重症型「うっ滞性潰瘍」

下肢静脈瘤の最も重い症状が潰瘍(かいよう)で「うっ滞性潰瘍」と呼ばれます。長年静脈瘤を放置したことによって足の皮膚に穴があいている状態です。見た目が痛々しいだけではなく、常に痛み、出血や感染を起こすこともあり日常生活に支障が出ます。当院を受診された潰瘍の患者さんは、過去に他の医療機関で長期間、治療を続けていた方が多く、再発を十年以上も繰り返していた方もいらっしゃいます。また、皮膚の病気だと思って皮膚科を受診し、消毒や軟膏で治療を続けてこられた方も多くおられます。しかしうっ滞性潰瘍の原因は静脈瘤なので、静脈瘤そのものを治療しない限り、軟膏を塗っても潰瘍は治りません。


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