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下肢静脈瘤の放置は生活の質を低下させる

下肢静脈瘤とはどんな病気?

下肢静脈瘤とは、下肢(太ももからふくらはぎ)を通る静脈が機能不全になることにより、血流が滞ってしまう病気です。静脈内の血液が流れにくくなると、血管がボコボコとコブのようにふくれあがったり、足のむくみ、重だるさ、かゆみや痛みなど、不快な症状が起こります。さらに進行すると下肢の皮膚が変色したり、もっと悪化した場合は、静脈が太く浮き上がるだけではなく、湿疹が出たり、皮膚がただれ、くずれて穴があく、潰瘍と呼ばれる状態になることもあります。

原因は血液の逆流を防ぐ静脈弁の異常

下肢の静脈はなぜ機能不全になってしまうのでしょうか?それは、血液の逆流を防ぐ役目を持つ静脈弁が壊れて、うまく逆流を防げなくなるのが原因です。静脈弁がが機能しなくなると、ふくらはぎの筋ポンプ作用がうまく働かなくなり、下肢に血液がたまり、下肢静脈瘤が起こります。

放置すれば確実に進行する病気

下肢静脈瘤は自然に治るものではないため、何もせずに放置しておくと確実に進行し、生活の質の低下につながります。すでに湿疹や潰瘍ができるほど悪化している場合は、手術を検討するべきでしょう。男性より女性のほうが発症しやすいことも下肢静脈瘤の特徴です。不快な症状の悩みだけではなく、皮膚の変色やボコボコしたコブなどが足に現れた場合、特に見た目を気にする方は、スカートが履けない、水着になれないなど、深刻な悩みとなってしまいます。


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