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下肢静脈瘤の硬化療法とは?

静脈の中に薬剤を注射し静脈をふさぐ治療法を硬化療法と呼びます。ふさがった静脈が硬くなるため「硬化療法」と呼ばれています。この硬くなった部分は半年ほど経過すると自然に吸収されてなくなりますので心配はいりません。硬化療法のメリットは麻酔が必要なく、手術よりも体への負担が軽いことで、ご高齢の方や狭心症、心筋梗塞などの合併症がある方にも適しています。
比較的軽症な静脈瘤であるクモの巣状静脈瘤、網目状静脈瘤、側枝型静脈瘤、軽度の伏在型静脈瘤、手術後に再発した静脈瘤などが硬化療法に適しています。しかし、硬化療法が適していない下肢静脈瘤もあります。ある程度進行した伏在型静脈瘤の場合は、効果が少なかったり、すぐ再発してしまったりします。


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