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下肢静脈瘤と間違えやすい病気とは?

足のむくみとリンパ浮腫

下肢静脈瘤の代表的な自覚症状の1つが足のむくみです。しかし、むくみは他の病気が原因となって起こることもあり、足がむくむ代表的な病気にリンパ浮腫があります。

リンパ液が滞るリンパ浮腫

リンパ浮腫はリンパ液の流れが滞ってしまい、足がむくんで太くなる病気です。同時に下肢静脈瘤を合併することもあり、どちらのむくみか判断が難しい場合があります。リンパ浮腫が原因で足がむくむ場合は、下肢静脈瘤に比べむくみが強い場合が多く、足の甲や太もも、下腹部までむくみます。

蜂窩織炎

リンパ浮腫が問題となるのは、むくみだけではなく蜂窩織炎を合併することがあり、急に足が腫れ高熱が出るため入院が必要な場合もあります。蜂窩織炎を繰り返すと、炎症によって皮膚が厚くなり象皮病という状態になってしまいます。こうなってしまうと元の状態に戻らなくなってしまいます。蜂窩織炎は適切なリンパ浮腫の治療で防ぐことができますので、あきらめずに専門の医療機関を受診しましょう。


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